皆様は「自分の歯」や「噛むこと」について考えたことはありますか?
歯は食事をするために使うだけではなく、全身の健康を支える、大切な体の一部です。
すべての歯を健康に保つためには、むし歯や歯周病をしっかりと防ぐことが欠かせません。
今も、そして将来もお口を健康に保つために何ができるのか、じっくりと考えてみましょう。
「噛む」という行為は、食べ物を細かく噛みくだく以外にも様々な役割があることをご存知ですか?
歯を失ってしまうと普段の生活が不便になるだけでなく、認知症のリスクが高まることがわかっています。
歯を失うことはとても恐ろしいことなのです。
よく噛むことでだ液が分泌され、菌を洗い流してくれます。
だ液に含まれる消化酵素が胃腸の働きを促進します。
お口まわりの筋肉が滑舌にも影響します。
噛んで飲み込むことで喉の筋肉が使われます。
噛むことができなくなると脳細胞に刺激がいかず、認知症のリスクが高まります。
先進諸国と比べると、日本には高齢者を中心に、歯がない、歯の本数が少ない人が数多く見られます。
これは歯科医院に通院する習慣が日本にはまだ根付いておらず、年齢を重ねると「歯はいずれ失うもの」と考えている方が多いからです。
失った歯は入れ歯や義歯で補うことができますが、自分自身の歯に比べて食べ物を噛みくだく力が1/4~1/8まで減ってしまいます。
会話や食事をずっと楽しむためには、できるだけ長く自分自身の歯を維持することが大切なのです。
予防歯科ではまず、ご自分のお口の現状を知る検査から始めます。
歯を失う主な原因はむし歯と歯周病です。
ですが、これらの症状は1人1人、原因が違えば治療法も異なります。
患者様に合わせた予防プランを立て、自宅で行うセルフケアと歯科医院で行うプロケアで健康な歯を維持していきます。
予防歯科の治療は全て痛みを伴わない治療なので、ストレスなく、将来の健康に繋がります。
今日から皆様も予防歯科を始めましょう!
毎食後、しっかりと歯を磨きます。歯科医院で、お口や歯の状態に合った磨き方の指導も受けましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、歯ブラシでは届かない歯の間の汚れもかき出すことができます。食事のあとに行うといいでしょう。
お口が乾くと口腔内細菌が繁殖しやすくなります。時間を決めずにダラダラ食べるのをやめ、間食を控えながら食事をしていきましょう。
定期的に歯科検診を受けることで、初期のむし歯や歯周病を見つけ出して早めに治療を行い、歯のダメージを減らすことができます。
むし歯菌や歯周病菌が棲みついている歯垢や歯石、バイオフィルムを、専門的な器材を使って徹底的に落とします。
歯の表面にフッ素を塗ることで、歯を強くするとともにむし歯菌・歯周病菌の活動を抑えます。
お子様の歯は大人の歯に比べて弱く、むし歯になりやすい上に進行も早いのが特徴です。放っておくと永久歯が真っすぐ生えてこなかったり、むし歯になりやすい状態になる可能性があります。
お子様にむし歯ができたら、すぐに治療を始め、小さい頃から歯科医院や歯の治療に慣れていきましょう。
歯の健康を一生維持する習慣をつけていくお手伝いをいたします。
予防のために定期的に歯科医院に通院する習慣をつけることで、むし歯や歯周病を防ぐことができるのはもちろん、皆様の生活に関わってくるたくさんのいいことがあります。
一生ご自分の歯で食事や会話を楽しみ、快適な毎日が送れるように、これからは「歯が痛くなってから」でなく、「歯が痛くなる前に」歯科医院に通いましょう!
歯を健康的に長く使い続けることができるようになるため、むし歯治療や入れ歯、インプラントなどの治療費用がかかりません。
むし歯や歯周病などをしっかりと予防することで、治療に時間を取られずに済むようになります。
クリーニングでは歯垢や歯石、細菌のかたまり(バイオフィルム)のほか、着色汚れも落とすことができます。そのため、予防歯科にご来院いただいた後は、お口の中がすっきりと快適になり、その違いを実感していただけます。
歯を失う主な原因はむし歯・歯周病です。予防歯科でむし歯・歯周病を防ぐことで、歯を長く使っていけるようになり、年齢を重ねても、長く自分の歯で食事を楽しむことができます。